ふじさわ産業フェスタ2018 出展

2018年5月26日(土)〜27日(日)にかけて開催された「ふじさわ産業フェスタ2018」に慶應義塾大学を代表して鳴川研が出展いたしました。

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ふじさわ産業フェスタとは

ふじさわ産業フェスタとは、毎年開催される藤沢市の大型イベントで、

藤沢市にある技術・工芸・名産・観光・農業・畜産など様々な産業を一箇所に集め、市民とのふれあい・交流の場を設けることにより、

藤沢市の産業活力を市内外に紹介することを目的として実施されるお祭りです。

子供から大人まで様々な年齢層が訪れ、毎年大盛況を誇る藤沢市内で人気のイベントです。

 

IMG_3978展示概要

今回の出展にあたり、鳴川研ではORF全体会場構成についての展示を行いました。

ふじさわ産業フェスタにおいて「ORF」の展示を選んだ理由は以下の3点です。
①慶應義塾大学SFCが持つ「行われた研究成果の社会還元」という社会的ミッションと、ふじさわ産業フェスタの開催意義の近似から、への出展はこの社会的ミッションの遂行に適していること

②慶應義塾大学SFCでは上記ミッションの遂行のため、毎年ORFという大規模カンファレンスを開催していること

③2017年度より鳴川研がORFの全体会場設計を行い、そのミッション達成に寄与していること
この3点により、

鳴川研を通してORFに関する展示を行い、藤沢市の産業/学術を担うものとして価値を社会に還元していることを発信することが今回において最適だと判断しました。
藤沢市の学術機関 慶應義塾大学として、藤沢市の産業の発展/広報への寄与という意識を強く持ちながら制作を行いました。

 

具体的な展示物は

ⅰ. ORF全体会場模型(一部)

ⅱ. 会場の仕切りの役割を果たすイーゼル(実物)2台

ⅲ. 説明パネル

の3点であり、慶應義塾としてORF、鳴川研としてイーゼル/会場模型、と双方の持ち味をしっかり活かす展示構成にしました。

 

 

 

 

展示内容 – ORF会場模型(一部) –

今回の展示のメインに、ORFの会場模型を据えました。

ORF B会場の1/20サイズの模型を用意し、

会場の均等さ、一覧性、コンセプト、熱気がひと目で伝わるようになっています。

また、イーゼルとイーゼルの間に橋を渡すように模型を設置していますが、ここにも鳴川研らしいひと手間を加えました。

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模型の土台には2枚のベニヤ板を接着した合板を貼り付けていますが、接着の際「敢えて山形に反らせる」ことで、上に模型を置いた時にたわまず水平に見えるようになっています。

1350mmと決して短くない薄い板の上に模型を乗せているにも関わらず水平を保つ様は、複数の来場者様から質問をいただくなど、適度な違和感を鑑賞者に与えました。

 

展示内容 – イーゼル –

模型の他に実際にORFに使用したイーゼルを2台展示しました。

視線がぎりぎり抜ける高さのイーゼルは、人の頭やサインボードを見渡せるよう設計されており、会場の抜け感と活気を演出します。

今回はその高さを感じていただくため、模型をイーゼルのトップに設置いたしました。

また、そのシンプルさと画一さは、並んだ展示ブースの内容を強調する効果を持ち、様々な研究分野が集まるSFCの個性を表します。

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チェスの駒の様に配置できるイーゼルは、毎年変わる展示内容に合わせたレイアウトが用意なことに併せ、

消防の動線を確保する意図も含まれており、有事の際は消防隊が目的地に向かって一気に走り抜けることができるよう考えられました。
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イーゼルは折りたたむことができ、収納の際もコンパクトになり大きさのわりに保管に場所をとりません。

それだけではなく、折りたたみの開閉部分に蓋をつけることで、展示関係者の荷物を中にしまうことができ、学生展示にありがちな私物による什器/世界観の干渉を防ぐことができます。

 

素晴らしい研究が集まるSFCだから、できるかぎりわかりやすく、シンプルにその魅力を伝えたい。

研究テーマをストレートに受け取って欲しい。

そういった思いからこのようなORFの会場設計を行い、コミュニケーションの創発を促しています。