「肉」と「骨」
デザインされた文字を書くレタリングでは、しばしば作字プロセスの説明において文字のパーツを「骨」「肉」「皮」に当てはめる。
これに従えば、ゲバ文字はまず1ストロークの字の「骨」を書き、その線を太くするように「肉付け」する。
レタリングでは「皮」にあたる字の最終輪郭線を書くが、闘争文字にその工程はなく、まさに剥き出しの文字である。
続いて闘争文字全体の「骨」に敷かれる基本の4法則と、ひらがな・カタカナ・漢字それぞれにより詳細な法則を羅列した。
文字そのもののアイデンティティは、「骨」が支えている。