2018年度 SFC環境デザイン表彰審査会にて鳴川研究室所属の井上恵友君が槇・伊藤賞を受賞しました。
槇・伊藤賞とは慶應義塾大学SFC において卒業制作の中から、特に優秀と認められるものを表彰するものです。SFCの設計者,かつ教鞭をとられた世界的に著名な建築家・槇文彦さん、伊藤滋さんの名前が冠されています。2018年度は鳴川研所属の井上恵友君が槇賞を受賞しました。
受賞作品は金星上空に浮かぶ地表面探査施設を設計したものです。今まで金星探査を難しくしていた地表環境の過酷さという問題を金星大気の上空50~60kmにバルーンとワイヤーを組み合わせた構造体を設計し、その中に居住空間と研究のための場所を提案することによって解決しています。金星の上空という極限環境における設計の新規性や、金星に滞在するという一見途方もないビジョンの実現可能性を真摯に追求する姿勢などが評価され受賞に至りました。